車高調「車高調整」の方法・ヤリ方マニュアル 普通車編&アライメント調整

車高調「車高調整」の方法・ヤリ方マニュアル 普通車編&アライメント調整

KTS店舗にて今回はプライベーターで車高調を調整してしまおうって方のために、車高調整の方法を載せてみました!

車高調整マニュアル 全長調整式

*車高調メーカー・車種により調整方法が異なりますので参照にしてください。今回はセダン・クーペのやり方です

《重要》

①車輌をリフトアップ(ジャッキアップ)する前に必ず車高確認します。 地面→フェンダーかライドハイト(ホイールの中心→フェンダー)どちらでも可。測りやすい所で確認します。メジャーを当てて何センチ上げたいのか下げたい のかを決めます。

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②ここで各部パーツの名称。
スプリングの下:スプリングロアシート
その下:ロックシートA
ブラケットを固定している所:ロックシートB

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《重要》 ③スプリングの左右の長さが同じかを確認します。 緩める前にロックシートAとロックシートBの距離寸法を測ります。一般的?には『B寸法』と呼ばれます。 この距離を伸ばせば車高UP↑ 縮めれば車高DOWN↓ レバー比などが絡んでくるので、 動き幅は車種によってまちまちです 《レバー比》車高調側を1センチ伸ばしたらフェンダー車高1.5センチ変化する車種の場合。1:1.5となる。(通称1.5倍) *最初にフェンダー高を測った時の上げたい車高をレバー比を含め計算します。レバー比はメーカーHPか取説に書いてある事が多いです。 無ければやって見て確認です!

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④ロックシートBを緩めて調整します。 上の画像は正しいレンチのかけ方ではありません。 矢印の方向が締まる方向です 。 つまり、上の画像では緩んでしまう可能性が あるって事です 。 緩んでしまうと『プリロード』が変わってしまうので注意です なので、下げる時はスプリングロアシート 上げる時はロックシートAにかけるのが理想です 。 まぁ、最終的に増し締めすれば別にいいんですけどね・・・ *プリロード:クルマを持ち上げた状態・スプリングに車重がかかっていない状態でスプリングに圧力がかかっていない状態がプリロードゼロ。 プリロードをかけるとスプリング特性が変わり乗り心地などが変化します又、やりすぎるとショックに負担がかかり異音・異常が出ることも!

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《内容簡略化》 まず、車高を4輪測る→スプリング長を4計る→B寸法を測る→ロックシートBを緩める→ B寸変える→ロックシートBを締める→タイヤを付けて車を降ろします。 (注意)前後に車を動かさないとアームが突っ張っているので正確な車高が出ません。できれば少し走りましょう。(10Mも動けば問題ないですが) 《注意》フェンダー高は地面の凸凹で変化します。水平工事していない駐車場などでは正確には測れません。(普通に1センチ位ズレます)そこで左右の車高が合わないと言って左右差をつけて調整するのは危険です。車のバランスを崩してしまうのでオススメできません。 *ストラット形状の車種はロックシートが緩みやすい形状なので定期的に増し締めしましょう!
*工賃・値段について
通常の車高調ショックにバネが組み込まれているタイプ 1輪あたり\1000 1台分\4000
ショックとバネが別々のミニバンなどのリアのタイプ リア2輪左右合わせて\8000

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【どのくらい車高を変えたらアライメントが必要!?】 基本は車高やサスペンションをいじったらアライメントをおすすめしてはいますが、1センチ以上変化させた場合はアライメント調整をオススメします。車種によりますのでご相談下さい。 ちなみに車高とアライメントの関係は? 車高が変化するとキャンバー変化が起きます。 キャンバー変化すると同時にトー変化します。これがタイヤニとって厄介な現象に繋がります。(続く)

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車種により違いますが車高を下げるとキャンバー角が付きタイヤの内側が減りやすくなります。同時にトー角タイヤの進行方向が変化しまっすぐ走らない・ハン ドルが取られる・路面の抵抗が増えるなど様々な症状が現れます。通常車種はアライメント調整込みで\9800-税抜 でやってますのでお問い合わせ下さい。