【検証】雨で溝無しタイヤを履くとどうなるか

【検証】雨で溝無しタイヤを履くとどうなるか

どうも、KTS FACTORYです。

今回の舞台は、雨の日光サーキットです。

初めに申し上げますが、よい子の皆さんは絶対に真似をしないでください(笑)

ドライグリップ抜群のAR-1(中古)をヘビーウエットの路面で走らせてみました。

リヤタイヤはともかく・・・
問題はこの摩耗したフロントタイヤです

このタイヤを、1.5トン&350馬力オーバーの70スープラで走らせます

(※もちろんABSもトラクションコントロールも効きません)

走らせる前に、やれることはやっておきましょう。

タイヤの面圧稼いで発熱させるため、空気圧を上げます。

減衰力は街乗りと変えず柔らかめでいざ走行!

その結果・・・

見るに堪えないラップタイムが並んでおりますが、一切手抜きしてません!(ドライでAR-1を履かせた時のベストが41.9秒でしたが・・・)

AR-1のトレッドパターンの縦溝部分が摩耗して無くなってしまっている状況では無理もありません。

100km/hを超えるブレーキングでは、2cmぐらいペダルを踏みこむと確実に4輪ロックで飛んでいきます。これではコーナー侵入で姿勢をつくることができません・・・

コーナー立ち上がりどころか、ストレートで3速に入ってもブーストはコンマ2~3ぐらいを超えたあたりでホイールスピンです。

意外なのは横方向のグリップで、スピードさえある程度落としていれば安定したコーナリングができます。これは横方向の溝が残っていたからかもしれません。

もちろん、同じAR-1でも溝が残っていれば違った結果だと思いますが(ちなみにウエット性能ですと、同じナンカンタイヤならNS-2Rをお勧めします)

同じ日に走らせたヴィッツやインプレッサがドライ路面比で3秒程度のラップタイム差だったことを考えますと

11秒差というのは溝無しタイヤの危険性を立証するには充分の結果でした。

これから梅雨のシーズンですから、タイヤの点検をしっかりしておきましょう。

KTS FACTORY店 MAP
埼玉県川口市南鳩ヶ谷1-25-3
TEL:048-285-8906
*作業リフト×5機
*アライメントテスター3機(全機3Dタイプ) 配備
*最寄路線:首都高川口線 外環自動車道 国道122号線