70スープラにJZX110ミッションを載せてみる!

70スープラにJZX110ミッションを載せてみる!

どうも、KTS FACTORYです。

春先に筑波サーキットで壊してしまったいつもの70スープラのミッションですが

部品供給等の観点からJZX110ミッションに載せ替えてみようという計画。

(ちなみに、JZX110用R154ミッションは2025年時点でまだ新品が出ます)

ようやく実行です。

ミッション型式こそ同じR154ですが、全長は少しJZX110用のほうが長いです。

上:JZA70用 下:JZX110用

したがってシフトレバーの出てくる部分は後側にオフセットしますので、ボディや内装を切らなければ付けられません。

ただ、プロペラシャフトは無加工でつけられます。

今回は同時にクラッチ本体、オペレーティングシリンダー交換、マスターシリンダーオーバーホールも同時に施工です。

最大トルクは60kgオーバーのエンジンですので、容量的にはトリプルプレートクラッチも選択肢でしたが、サーキット走行でも滑るようなことはなかったので、敢えてツインプレートのままです。

では、JZX110用のミッションを流用することによって万事問題ないのか?

・・・ということでこれを公開する責任上メリットとデメリットをまとめておきます。

☆メリット

・2025年現在での部品供給状況 価格はともかく部品があるだけでもありがたいんです。

・シフトフィールの向上 内部の部品はちょこちょこJZA70用と違います。また、シフトレバーの形状の違いも効いていると思います。ヘタにJZA70用のミッションにクイックシフト入れるより全然良いと思います。

これによりシフトミス等も減れば、結果的に長持ちする!・・・はず!

↑70スープラ用のシフトレバー JZX110用は真っすぐですが、この湾曲もそうですし、長さもやたらと長いし、これを変えるだけでもかなり変わると思います。(70ミッションに110のレバーを流用することは極めて難しそうですが)

★デメリット

・フロアや内装の切断加工が必要。シフトブーツ等も車内と車外をキッチリ遮断するには大加工が必要です。ワタクシはサーキットメインということでその点はサボりました(笑)外気の侵入、ギヤの唸り音やそのほかの騒音の侵入が増えることは言うまでもありません。

・スピードメーターのズレ JZX110の標準ファイナルは3.7。それに対してJZA70のファイナルはM/T車で4.1。スピードセンサー自体は流用できますが、実際の速度よりかなり速いメーター表示になります。ターボの伸びを狙ってハイギヤード化(4.1→3.9)しているワタクシの車両はさほど大きな影響は受けませんでしたが・・・。

・ABS用のスピードセンサーの流用不可 つまりABSは使えません。まあ、個人的には70スープラのABSは介入が荒い為無い方がしっかりラップタイム出ますので、警告灯の問題だけではありますが。

・・・というわけで、決して万人にオススメするような流用術ではないかなあと個人的には思います。これらのデメリットを上手く解決、或いは無視してまでメリットが欲しいのであれば魅力的な流用術だと思いますので、参考までにどうぞ。

あとはオイル管理をしっかりして、なるべく壊さないようにシバきたいと思います(笑)

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